2015年01月12日

【月浜のえんずのわり】が行われています



昨日、1月11日から東松島市で【月浜のえんずのわり】が行われています花丸

これは、東松島市宮戸・月浜地区に伝承される小正月の鳥追い行事で、毎年1月11日~16日までの6日間、月浜地区の小・中学生男子が五十鈴神社脇の岩屋に籠り、最年長の一番大将の指揮のもと共同生活を送りながら地域の繁栄や無病息災・豊漁豊作を祈願するものですface01

14日の夜には、子ども達の一行が神木を持ち月浜の家々をまわり、家の縁側や玄関先などで地面を突きながら害鳥を追い払う唱え言を言い一年の豊作や無病息災を祈願します。
そして、16日の早朝には、幣束を先端につけた竹を持ち、神社境内で鳥を追い払う動作をしてすべての行事を終えることになります。

この行事は平成18年に国の重要無形民俗文化財に指定されていますicon12

なお、「えんずのわり」とは方言で「意地の悪い」ことを意味するとされ、農作物を荒らす意地の悪い鳥を追い払うことからきているとのことですface06

↓詳細はこちら↓
◆期間/平成27年1月11日~16日
◆場所/東松島市宮戸月浜地区
◆国指定文化財等データベースHP/http://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails.asp
◆お問い合わせ/えんずのわり保存会 0225-88-4141

以前、ローカルニュースかドキュメンタリーで見たことがありますが、子どもたちだけでの共同生活はなかなか順調にはいかず、悩みながらもどうにか行事をこなしていく様は強く印象に残っています。
興味のある方は、夜や早朝の行事を見るのは難しいと思いますので、上記のHPを確認したり、映像を探してみてはいかがでしょうか?

フロント 木浪
  


Posted by 丘のホテル at 09:00Comments(0)丘のホテルブログ