「丘のホテルのホッと通心」

マンドリンコンサートは感激でした。さらに感動した本を紹介させて下さい。
『天才野球人　田部武雄』（彩流社／菊池清麿・著）です。田部武雄は明大野球部最初の野球殿堂入り選手です。広陵中学で春の選抜準優勝、満州野球界での活躍。神宮では明大のトップバッターで活躍し天才的なプレーで好走守に活躍します。東京巨人軍のアメリカ遠征では１０９試合で１０５盗塁をマークし全米に沢村とともに人気を博しました。しかし、巨人軍の派閥争いに舞いこまれ、非運にもプロ野球界では公式記録を残せませんでした。その後。満洲球界に復帰し、最後の都市対抗野球に出場し、最後は応召され激戦の沖縄戦で戦死しました。是非、野球に関心のある方は手にとってみてはいかがでしょうか。著者も明大ＯＢです。

菊池清麿氏、ついに野球の歴史ですか。早速、拝読。最後が感動で涙。

拝読した。感動です。明大ＯＢなら是非一読を。

二日前にネットで読んだ『ジンムイライ』（沢村慎祐）のライトものも面白かった。

戦前名古屋にあったレコード会社の歴史を綴った、『ツルレコード昭和流行歌物語』が上梓。著者は『天才野球人』（彩流社）と同じ人。早速、二冊購入し読破。
実に痛快に読め、後者はツルレコードに集った人々の人間ドラマで名古屋のモダニズムが実感できた。

『天才野球人　田部武雄』（彩流社）は菊池清麿の作品ですか。どうりで面白いはずです。音楽家評伝同様にストーリーの展開、筆さばきもさすがです。それに音楽同様に知識が深い。読んで満足でした。